【アニメ化決定!】今のうちに『鬼滅の刃』について語らせて頂く。
久々に、思い切ってひとに薦められる漫画だなぁ、と思いました。
天下の週刊少年ジャンプで2016年から好評連載中。既刊11巻で来月2018年8月に新刊でるよ!
作者は、吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)先生。一発で確実によめねぇな。通称・ワニ先生(自画像から由来)。女性の作家さんです。
そしてアニメ化がとにかく楽しみで勢いで円盤買ってしまいそうだぜ!ということで今のうちに語っちゃうぜ~~~~!!
あらすじ
自分なりにきれいにまとめてみようと思ったのですが、Wikipedia先生にお願いしました。以下引用。
時は大正。主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、炭を売って生活していた。慎ましくも幸せな毎日だったが、炭を売りに下山するために家を空けたある日、家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹・竈門禰豆子も凶悪な鬼と化してしまった。禰豆子に襲われ、これを必死で止めようとした炭治郎を救ったのは冨岡義勇と名乗る剣士だった。冨岡は禰豆子を「退治」しようとするが、兄妹の絆が確かに残っていることに気付き剣を収める。「人喰い鬼」、それは噂にとどまらず、確かに存在していた。そしてそのような鬼を狩るべく、人知れず剣を振るって戦う組織「鬼殺隊」があった。禰豆子には、鬼の血が入ったのだという。冨岡の導きで「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やす。2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、「鬼殺隊」に入隊する。
推せるポイント。
① 頑張れ、長男!
割と王道の仇討ち話だと思うんですよ、展開的に。でもそれを忘れさせるような新鮮さがすごいところだと私は思うんですよ。それを最大限に引き出してるのがキャラクターの心情描写/言動だと。
第24話(第3巻収録)より引用
鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス) 吾峠 呼世晴 http://amzn.asia/7CJZwPB
主人公の炭治郎を筆頭に主要キャラがそれぞれ確固たる信念を持っていて、彼らから発せられるセリフがグッと来る。どうしても切り捨てられない、不幸な運命を辿らざるを得なかった鬼たちに対して、どうしようもない遣る瀬無さを抱えつつも、守るべき「人」を喰らった敵に対する容赦のなさ、固い意志を持って戦う主人公。妹の禰豆子ちゃんを鬼化させてしまった、家族を守れなかった後悔・・・あああああああああーーーーーーー好き!! 正直な優しい良い子キャラだがまったく嫌味が無くて素直に応援したくなるというか・・・素敵な長男。めっちゃ家族思い。まさに長男。下弦の壱戦の俺の家族を侮辱するなのところ狂おしいほど好き。マジ長男。
タイトルについても触れてみると、「鬼殺」じゃなくて「滅」なんですよね。殺して終りの家族の仇討ちではなく、「なくす」んですよ。
こんにちは!本日より丸ノ内線新宿駅・新宿三丁目駅にわたるメトロプロムナードに鬼滅の刃の特大ポスターが登場!5月14日まで公開されます!鬼滅の刃の世界観が一目で伝わる、迫力のあるポスター…!そして累計100万部突破の文字も…!皆さまいつも応援ありがとうございます! pic.twitter.com/X8frhVnY4j
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) May 8, 2017
「これは、日本一慈しい(やさしい)鬼退治。」「重ねた罪にも、抱擁を。」「非情な結末にも、救済を。」・・・秀逸なキャッチコピー過ぎて。まさしく炭治郎の信念というかやさしすぎる情というか。そんな物語です。泣けます。
あと、交戦中の焦っているときの炭治郎のモノローグがめちゃくちゃ好きなんですよ、私。
炭治郎、初期よりかなり強くなってるんですが、やはりそこは主人公。発展途上中なのでギリギリの戦いが多くなる。味方の中で「どうしようもなく足を引っ張っている、劣っている自分」を鼓舞するために割りと繰り返し同じ言葉を唱え、暗示をかけている。ギリギリで避け、一矢報いるための一撃を、台詞と息遣いで感じる漫画です。好き。
他、顔芸でおなじみの善逸や野生児・伊之助等々魅力的なキャラがたくさん。味方キャラの鬼殺隊の「柱」の皆様のもちろんですが、戦闘中、敵キャラの鬼・十二鬼月にもスポットライトがあたる。その最期に少しだけ寄り添う、炭治郎・・・泣ける。涙腺崩壊する。すぐ泣く。
② シリアスな笑い
バトル中にもかかわらず突然ブッこまれるシュールな笑い。結構話題になっていた(と思う)「長男だから我慢できた」発言とか、善逸の「(汚い高音)」とか「俺は嫌われてない」とか。才能っていうか吾峠先生の独特の感性が光りますよね。台詞回しに関しては本当センスの塊だと思う。上から目線で本当申し訳ないですけど・・・
割と一番笑ったのは「具体的には何を司る神ですか?」(9巻)あたりのくだり。善逸のツッコミが光る回。
③ 独特の絵
結構好みが分かれてしまうタイプ絵柄だと思うんですよ。正直。
でも、声を大にして言いたい、この絵柄だからこそ、私はハマったと。この絵だからこそ光る世界観だと思うんですよ。
気の抜けた、ギャグシーンの崩れた表情からのキレッキレの戦闘中での凜とした表情。だからこそ光るんですよ~シリアスシーン。特に善逸の覚醒シーンと普段のギャップが!!!!好き!!!
総括
読まずとも、見れば分かる独特な雰囲気!分かり易くて王道な展開の中で光る台詞のセンス!!!!!ハマる人にはハマると思うから・・・まずは3巻あたりまで読んでみてほしい・・・そこから爆発的におもしろくなるから!!!!
アニメ化人気でさらにどーんと化ける可能性を秘めていると思います。私。
(だからこそ・・・某作者さんみたいに酷使しないようにしてくださいね、編集部さん・・・)
そして、驚きのufotable。期待せざるを得ませんわな。
(このPV見た瞬間・・・安心した・・・大丈夫そうや・・・って・・・)
帯で那須きのこ先生も絶賛してくれてたし。秋本治先生もコメントしてくれたたし。ほんまありがとう・・・頑張ってお金ためます・・・
あと、公式PVもどうぞ。雰囲気を感じ取っていただければ・・・!!!